2010/04/25
因幡の白ウサギ
久しぶりに母親が上京しました。
そして家に来るなり母。
”さっき電車の中でみたんだけど、行きたい美術館あるからネットで調べて~”
相変わらずのマイペースぶりに思わず笑ってしまいます。
その母からのお土産梨わらび餅の包装紙に載っていた山陰地方に語り継がれている昔話をちょこっとご紹介
むかしむかし因幡の國に一匹の白ウサギが住んでいました。
ある日、大洪水で遊岐島まで流されてしまった白うさぎは、鮫をだまくらかして向こう岸に戻ろうとしました。
ところが、それに気付いた鮫たちがかんかんに怒って、白うさぎの皮を剥いで丸裸にしてしまいました。
砂浜で泣いていた白うさぎのところに大国主命がやって来て言いました。
”きれいな水で体を洗って蒲の穂をつけたら治りますよ”
その通りにしたうさぎは、もとのきれいな白うさぎの戻りました
おしまい。