ビバリーヒルズin東京物語
「ハ~イ♪ディラン!」 「やあ、キャサリン久しぶりじゃないか?調子はどう?」 「絶好調よ!ところでディラン、貴方何か雰囲気変わったわね。何かした?何よ~教えなさいよぉ!!」 「さすがだな。キャサリン、実は先日美容室でトリートメントしてもらったのさ!」 「イカしてるわよ!ディラン!でも男の貴方がトリートメントだなんて!!だって貴方の髪、ロン毛じゃないわよ!その逆。短髪もド短髪じゃないの!意味あるの?」 「OH MY GOD!!キャサリン。いつも最先端行ってた君の言葉とは思えないな!今は男だってトリートメントくらいするものさ!いいか?よく聞いてくれ!今回僕のやった[グッドタッチ]というトリートメントはとにかく最高なんだ!!」 「グッドタッチですって!ディラン、私にその話しっかり教えてちょうだい。見てよ、私の髪。自慢のロングヘアがこの湿気でボサボサのバサバサなのよ。これじゃあ恋人もできやしないわ」 「オッケーキャサリン。君のその恋人になりたい所だけど、その前にグッドタッチの話だったな! キャサリン、僕の髪の毛ってさ、くせ毛でサイドなんて伸びてくるとハリが出てしまい、いつもお手上げ状態だったんだよ。ところが今回スタッフが薦めてくれたこの[グッドダッチ]をしてみた所、ほんと!信じられないよ!僕のこの髪のクセが落ち着いてるんだ!サイドのハリだって、見てくれ!こんなに中途半端なのに気にならないほどピンピンしないんだよ!」 「本当だわ・・信じられない・・」 「君、さっき髪がボサボサって言ってたよね。この[グッドタッチ]女性にはホントお薦めするよ!ツヤが出てサラサラになり、この梅雨時期は持ってこいのメニューなんだよ!これをやらないだなんてホント、クレイジーだ!」 「ディラン、そのお店なんて名前?どこにあるの?NY?ロンドン?」 「MADOUXっていうお店さ」 「ま・・まどうっくす・・?」 「HAHAHAなんて君は可愛いんだ!MADOUX=マドゥーっていうんだ!フランス語で「親愛なるもの」という意味なんだよ!」 「フランス語ね。じゃあそのMADOUXはフランスにあるのね♪」 「ノンノン・・TOKYOの自由が丘さ!では、今から行こうか!僕は40日のサイクル、君は初めてだから20%もサービスしてくれるんだよ!」 「WOW!!なんて最高なの!行くわ!私もその[グッドタッチ]を体験してみなくっちゃ!イイ女が台無しだわ!」 「オッケ~!!その調子だ!キャサリン!この[グットタッチ]はほっといてもスタイリングしやすいからズボラな君にはピッタリだ!」 「まあディランったら失礼しちゃう!でもいいわ!その位許しちゃう!だって貴方、本当にナイスな情報くれたんですもの♪」 「このまま恋人になってくれる?」 「あら?面白いジョーク。でも仕上がり次第ね」 さあディランの運命はいかに? 続く・・・・・のか? ...